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21話



僕の願いも虚しく届かず今日は素晴らしく晴天であったコノヤロー。

昼食を食べ終えた頃は、彼女からなんのアクションもないことに

少しばかりの期待を寄せてはいたのだが、流石に忘れているわけもなく、

「さ、お昼も食べたのでそろそろ行きましょう、デ〜トっ!☆」

と眩しくて目も当てられない笑顔で言われてしまったわけで。

時間は昼の一時過ぎ。

どうやらプランニングはすでに彼女の頭の中で終わっているようで、

本日のデ〜トコ〜ス☆はマンガ喫茶⇒寿司⇒ポッキーというルートらしい。

ポッキーがコースに入っているあたり、只者ではない雰囲気を感じさせる。

が、それは置いといて。

僕が準備を終えて部屋を出たときにはすでに彼女は玄関にいて、

(僕の)お気に入りの白いダッフルコートを着てまだかまだかと待っていた。

「まだですかぁ〜?☆早く行きましょう〜☆」

「まあまあ、そんなに急いでもマンガも寿司も逃げないぜ?」

「ポッキーもです!忘れないでくださいね!☆」

つくづく抜け目のない彼女だ。

「「行ってきま〜す。」」

声を揃えて僕達はデ〜ト☆へと出発した。


マンガ喫茶は最寄の駅前にある、他と比べればあまり大きくないところに入ったのだが、

それでも彼女にとってはすごい感動だったらしい。

入ったとたんに「ほへ〜」とアホのように口を開いて唖然としていた。

本棚ばかりで入り組んでいたので、

彼女ならこんなに狭い敷地でも迷えるんじゃないかと期待(何の?)をしたが、

案外そんなことはなく、普通にお二人様で漫喫を満喫していた。

五時間籠って、それでもまだ彼女は「帰りたくないですぅ〜」とごねたが、

「寿司、いらないのか?」と必殺の台詞の前に一言も喋らなくなった。

そのあと約束どおり寿司屋へ。

もちろん回らないほうじゃなく、回転寿司だ。

駅から少し歩いて、寿司屋の中では僕が一番足を運んでいるであろう店。

当然全品100円(税込み105円)でございますよ、お客様。

彼女がどんだけ食べるのか、少し不安になっていたのだが、

実際食べたのは7〜8皿くらいだったので、思っていたより出費が少なく済んだのが

不幸中の幸い、というところだろう。

締めにデザートを注文しようとしていたところ、

「ポッキー食うんだろ?太るぞ?」と少し牽制を入れた甲斐もあったもんだ。

最後に寿司屋の向かいのコンビニで、ポッキーを約束どおりに二箱買って帰った。

つもりだったのだが、買い間違えたのか、

家に着く前に彼女が一箱しかないことに気づき、

近くのコンビニでもう一箱赤い箱を買い足して帰ってきたのだった。


荷物を置き、コートを脱ぎ、一息ついた。

ふと今日一日のことに思いを巡らす。

相変わらず彼女にとっては新鮮なものが多いようで、

外に連れ出すたびにwktkで街を見回すものだから、

こちらも否が応にも楽しくなってしまうもんだ。

そういえば、今日久しぶりに使ったけど、残金はあといくらなんだ?

気になったので財布を開くと、朝はいらっしゃった一葉さんの代わりに、

ポッキー合計三箱分のレシートが入っていた。





20XX/1/21 だまされた・・・orz

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