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17話
今日は月曜日らしい。
ちなみに今は朝起きて、学校へ行って帰って、おやつ時である。
僕の記憶では今日は日曜日のつもりだったのだが、
どうやら僕は一日ずっと寝込んでいたらしい。
昨日が日曜日で、今日は月曜日なんだと。
まあ寝るのも飽きたし、リハビリには丁度よかったかもしれない。
まだ調子は万全とは言えないが、生活に支障があるほどでもない。
それにこういう体調の悪いときに限ってゲームが上手く進むからな。
今日はゲーム日和だな。ゲーム三昧だ。
僕がリビングのテレビでゲームをやっていると彼女がやってきた。
続けて後ろから新しい家族も。
あの日、彼女は空き地にいたいつもの黒い猫を拾って帰ってきたらしい。
僕が意識を取り戻すころには母の了承も得て、正式に新しい家族になっていた。
ちなみに名前はまだない。
それどころかオスかメスかも定かではない。
一応飼い主は彼女ということになっているので、
名づけはもちろん、世話は基本的に彼女の仕事だ。
日中僕が学校に行ってるときには大抵暇しているのだろうから、
彼女としては良い遊び相手が出来たといったところなのだろう。
僕も猫派なので家に猫が来たことについては大歓迎だ。
あ、それと、あの日から変わったことがもう一つ。
彼女が携帯電話を持ち始めた。
まぁオモチャみたいなものだが、一応最低限のことは出来るらしい。
使い手のスキルがそこまで追いついていないというのがネックだが。
これも僕としては何度もあんなことがあったんじゃ身が持たないから、
素直によかったといえると思う。
ただ、家の中で電話をかけてくるのはさすがにどうかと思う。
とりあえず使い方と時と場所についてはしっかり教育が必要そうだ。
この前の一件で変わったことはそのくらい。
微々たるものといえばそれだけだが、
こういったもので日常なんてものは形成されているらしい。
新しく家族になった猫と、新しいオモチャに夢中な彼女を横目に、
僕は淡々と敵を倒してダンジョンを進んでいく。
レベルも十分上げたし、このままボスに直行だっ!
予想どおり体調の悪さに比例してゲームが思うように進むぜ!
巨大な竜のような奴と魔導士の二体がここのボスのようだ。
久々のボス戦だからテンション上ってきたぜぇえ!!
先頭不能になった見方を瞬時に復活させ、
弱点を突いた攻撃で敵のヒットポイントを削る。
一進一退の攻防と手に汗握る展開が僕のアドレナリン分泌を促進する。
とどめだぁあああ!!!
主人公が必殺技を繰り出した!
プツン―――――。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
え?
あれ?
真っ暗の画面と、真っ青な僕と、真っ黒な猫。
ゲーム機の上に立っている真っ黒な猫。
リセットボタンに足をかけている、真っ黒な猫。
「このやろぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」
猫に対してガチギレした僕だった。
結局、僕はあのあと一つ前のセーブデータからやり直し、
無事にボスを倒すことが出来たのだった。
それにしても注意するべきはボスの最後の一撃ではなく、
新しく我が家に住み着いた四足歩行動物だったとは・・・。
ま、かわいいから許してやろう。
ちなみにその夜に、彼女からメールが来た。
「ねこふんじやつて、ごめんなさい」
今度小文字の入力くらいは教えてやるか。
20XX/1/17 ゲームは一日10時間。
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