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23話



前々から思っていたが、彼女というのは身の回りのものに非常に影響されやすいらしい。

今朝は昨日僕がプレイしていたゲームのキャラになりきっている。

「推進力!」

「うんにゃらたったったぁ〜♪」

なりきりの度合いで言えば変身グッズを買って貰った幼稚園児レベルなのだが。

「なあ」

「なんじゃ?どうかしたのか?☆」

とことんキャラクターでいたいらしい。語尾が明らかに歳と不釣合いだ。

「お前そんなにキャラクターの真似とか好きならコスプレとかしてみるか?」

「なんです?コスプレって?・・・じゃ?☆」

「そんなに無理矢理に語尾会わせることないだろ・・・。

 えっとな、コスプレってのは、キャラクターの格好をして、

 そのキャラクラーに身も心もなりきることだ。」

「でもあんな服、私持ってないです・・・じゃ。」

「あ〜、ああいうような服を売ってる店があるんだよ。

 まあやる人は自分で作ったりもするみたいだけどな。」

「そうなんですかぁ〜・・・。世の中広いんですねぇ〜・・・☆」

感心していくのと反比例して語尾を忘れていく彼女。

「今度やってみるか?お前お小遣いもらってたろ?安いのならそれで買えるだろ。」

「いいですね〜☆面白そうです!☆」

「一式揃えるならやっぱアキバに行こうぜ!」

「アキバ?」

「秋葉原だよ、秋葉原。」

「どこですか、それ?☆」

「ん〜まぁ行けば分かるさ。素敵な場所だ。」

「そうなんですかぁ〜☆」

「お前の好きなもんもいっぱいあるぞ〜!」

「本当ですか!?楽しみです〜☆」

「じゃ、決まりな。今度暇なときに行こうぜ。」

「はい、よろこんで☆」


そんなこんなで次のデートの予定が決まった。

「そういえばお前、語尾どうしたんだ?“じゃ”ってやつ。」

「はっ!!!忘れてましたじゃ!!!!☆」





20XX1/24 とりあえずまずはキャラクターの喋り方の練習からだな。


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